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レクイエム【亡き友へ】

2020.04.18

2020年1月17日。ふと電話が鳴った。昔のバンドメンバーだった。

ずーっと忌み嫌ってた。過去には戻りたくない。
でも本当は少し違って・・・

・・・過去の自分を思い出したくない。本当はみんなと奏でたい。
なんにも気にせず暴れたかった・・・

でもその時は気まぐれで、電話を取った。
久しぶりだった。
かれこれ1時間近く話したかな、

か細い、弱い声だった。

仕事があるとてきとーに切ってすぐ着信。また気が向いたらかけようと思って、時が過ぎていった・・・・

 

 

2日後、別の友人から信じられないメッセージが来た。


「彼亡くなったって。17日の夜。」

そう、おそらく最期に語ったのは自分だった。


それから49日も過ぎて、新型コロナ感染防止のため緊急事態宣言が全国になされ、ふと思い出した曲があった。

今は亡き友人が大切にしていた曲。

あっ自分もいつか消えちゃうのかな・・・と思ったときに、せめて、ここにだけは刻んでおきたいと思った。


【出づる光】

作詞作曲 「peke_peke」和希

一人になって考え得た事
何も無い僕の事
未来だとか憧れだとか
夢も持てぬ時代で

二人だけにほんの些細な
歓びと哀しみをくれた時間に
声を殺してさよならと目を伏せた

出づる光に貴方を重ね
降る雨にただ隠した涙

心に咲く花は
凛として誇るがままに咲いているから
此処に居るから
声を枯らし唄うから

貴方が教えてくれた事
此処に残した物
共に泣いて共に笑った眠れない夜の事

月は水面に優しく墜ちて
夜半を彩るけれど
そんな僕を照らしたのは
貴方の光でした

例えば僕が明日死んでも
変わらずにただ笑ってて下さい
二人で見てた虹の上から
出づる光を貴方に贈ろう

心に咲く花は凛として誇るがままに
咲いているから此処に居るから
声を枯らし唄うから

今心に舞う花弁 足跡をそっと埋めていく
頬を伝うその一筋は乾く事もないまま

心に散る花は希う様に散り逝く
出づる光 此処にあるから
破壊れても唄うから



p.s.天国の和希さんへ
最後に言ってくれた、まっさんはずっとメンバーや!またやろう!離れてても、信頼してるからって言葉、照れもあったし、大病患ってるのも信じられなくて、素直にありがとうっていえなくて、逆に最期まで断ってごめん。

償いとかキモイからしないけど、個人的に好きな曲だから、ここに貴方の唄を残します。そしてもし時が来たら奏でて繋げるから、そのときまで、この詩の通り虹の彼方から、光(希望)をみんなに届けてあげてな!たのんだ!飲んだくれでクソッタレなカズキやん!

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