WEB・デザイナーとしての独立ノウハウ&おすすめ情報提供ブログ「MassanPress」

取り入れてはいけないNG心理効果

デザインの心理効果はさまざまで、中には見ている人を混乱させてしまうものもあります。
その中であまり気が付かずやってしまってそうなものや禁止されているNG心理効果をご紹介いたします。

 

大衆向けデザインにはNGの心理効果

ストループ効果

生活を送る中でその文化、環境、色彩、ルールなどで無意識に認識している色や記号があります。
そのイメージを壊すデザインは見ている人の心理にストレスや違和感を生じさせてしまいます。

エスカレーター効果

日常生活でエスカレーターといえば「動く階段」で、「当然動くもの」と思っていることが、突然そうではなくなった際に感じるギャップに違和感を生じさせる効果です。

サブリミナル効果

知的な認識をさせず、潜在意識に刷り込ませる手法で「1/fゆらぎ」、「フラッシュバック」などで反復させることで無意識的に誘導効果を生む効果で、映像の世界では多く禁止されています。

オーバーロード効果(選択過多効果)

消費者は通常、選択肢の多い状況を好み,結果的に商品やサービスの提供者もまた選択肢の多い環境の構築をせざるを得ない状況になっていますが、選択結果の満足度が低下する現象をいいます。
ユーザーにとっては有益な選択肢を多数提示したほうが結果に繋がりやすいと思われがちですが、実際は選択肢が多ければ多いほど結果につながりにくくなってしまうのです。

クレショフ効果

前後に並べる画像によって、与える印象が全く別物のように感じられる効果を言います。
印象を与えたいものを一緒にデザインに加えることで印象をより強く、また別の印象をもたせることも可能になりますが、イメージに合う写真が無いからといって適していない写真を無理に利用すると、デザイン目標が崩れる原因となります。

錯視効果

数字としては中央揃えになっているかもしれませんが、目の錯覚でズレているように感じてしまう効果です。
この錯視効果を考慮して、あえて少しずらして調整することを「視覚調整」といいます。
表現するもののボリュームに合わせて調整することで整って見えます。

まとめ

NG心理効果は見ている人に違和感を感じさせてしまいます。一般向け、大衆向けのデザインをつくるならこれらのことに気を付けてデザインを作りたいものですね。

関連記事